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徒然なるままに

徒然なるままに、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくっていくブログ。

無愛想コンビニエンス

私は愛想が悪い。

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私はよく無愛想だと言われる。
第一印象も良くないので、改善したい点の一つだと感じている。

愛想というのは大事なもので、愛想がいいだけで大抵のことが許されることさえある。
例えばバイト先でミスした際、愛想良く「すみませ〜ん!」と愛想よく謝れば、多少ヘラヘラしていても「まあしょうがないな」と許してもらえるかもしれない。しかし愛想が悪いと、いくら本人が申し訳なさそうにしても「なんか文句あるのか?」と再度怒られることになる。まあ私のことなんですけど。

といったことから愛想が生きる上で重要なことだとわかってもらえただろうか。
愛想の良ささえ極めたら竹内力だってぶん殴っても笑って許してもらえるかもしれない。
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怖すぎ

また接客業においては、愛想は特に大事だ。
店員のサービスに対してとやかく不満をぶつけたりすることはないが、愛想が悪い店員に対してだけは思うところがある。

先日、コンビニにパンを買いに行った時の話だなのだが。
コンビニに入店するや否や「アぁ〜シャ〜ッセぇ〜」という生気のない声が聞こえた。
あ?なんつった?と思いレジを見ると、明らかにやる気のない若い男性が1人。
愛想が悪かった。毎日鏡でクソみたいに愛想の悪い顔を見ている私が言うのだから間違いない。
隣でハツラツと働くおばさんを見習えやと思いつつ、惣菜パンを選ぶ。因みに最近のトレンドは半熟風たまごのベーコンマヨと、ダブルチョコドーナツ。うまいんだな、これが。

そしていざレジに並ぶわけだが、愛想の悪いあんちゃん、ハツラツおばさんの2択となる。
そのとき私は怖いもの見たさというかなんというか、臭いものの臭いをついかいでしまうような感覚で、愛想の悪い兄ちゃんのレジに並んでしまったのだ。

この時、無愛想な店員との戦いの火蓋が切られた。

「お預かりします(^-^)」と愛想よく対応するおばさんをよそに、無言でバーコードを読み取り始める青年。めちゃくちゃ愛想が悪い。
いつも愛想のいい表情の練習をしている私が言うのだから間違いない。ほんと竹内力に笑顔でぶん殴られればいいのに。
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笑顔の竹内力
これはこれで怖い

しかし心の広い私は「この人はきっと『アぁ〜シャ〜ッセぇ〜』という言葉以外呪いで発っせなくなってしまったのだろう」と理解を示し、なんてことない顔で「パン温めてください」とお願いするのでった。あまりの器の大きさに、店員もタジタジ。バーコードを読み取る手に、微かに動揺が見られた気がした。

だが私はそこで、思わぬカウンターを食らうこととなる。即座に店員は無言でパンを電子レンジに放り込んだわけだが、いや、無言なのはいいとして、今袋に切れ目入れましたか?という疑問が浮上した。

「お会計298円になりあぁ〜っす」って、いや298円になりやすのはいいのだけど。呪いがかけられていたわけじゃないのならなりよりなのだけど。電子レンジの中のパンが大丈夫なのかが気がかりでしょうがない。

そうして温めが済んだことを知らせる音がなると、店員は電子レンジからパンッパンに膨れ上がった半熟風たまごのベーコンマヨを取り出してきた。ほら言わんこっちゃない、もうパンッパンになってるやないか。おかしいでしょ、どう見ても。

次のラウンドに入って、店員は袋詰めを始めたわけだが、おもむろにアツアツでパンパンのパンもまとめて袋詰めし始めたのでビックリ仰天。
いや今一緒に入れてるものダブルチョコドーナツなんですけど。アツアツのパンとチョコドーナツを一緒に入れたらどうなるかなんて想像に容易いことでしょ。

俺の記憶では「温めたものとお分けしますか?」とよく聞かれる気がしたのだけど。

店員の怒涛のラッシュに、流石の私も一泡吹かされてしまった。

見ての通り、私は戦いが始まってからというもの、防戦一方である。
しかし、このまま引き下がるような男では決してない。

一矢報いてやろうと、私も反撃に出た。

店員からレシートとお釣りの2円を受け取るや否や、無言で不要レシート入れと募金箱にぶち込んでやったのだ。

これには店員もビックリ仰天、寝耳に水、豆鉄砲を食らったハトのような気分だったことは言うまでもない。
悔しさに歪めてる顔を確認するまでもなく、私は背を向け、店を後にした。

後ろから聞こえる「ありやとぉ〜ございやしたぁ〜」という声には、少しばかりの悔しさが滲み出ていたようにも聞こえた。

そして私はパンパンに膨れた半熟風たまごのベーコンマヨの封を開け、一矢報いた後の飯は美味いぜと、自分の器の小ささを実感しながらパンを貪るのでした。おわり。