徒然なるままに

徒然なるままに、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくっていくブログ。

来客ハネムーン

家に「奴」が現れた。

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今までなんども「奴」の話は耳にしてきた。
マンガからアニメ、2ちゃんのまとめなど、話の中ではいく度となく登場してきた「奴」。
長い歴史、多くの人に恐れられてきた「奴」。

そしてついに、「奴」と家で対面する日が来てしまった。

その出会いについて語れば、少し長くなる。

まず私は、うんちをしていた。
最近の野菜不足のせいかあまり質のいいものではなかったことも覚えている。
「食生活を改めなくては」と反省していると、足元に羽虫が飛んでいることに気付いた。
でかい。その辺にいる手足だけ長い奴らとは一味違う風格を持った羽虫だった。すっげーブンブンいってるし。なんだお前は、夜道バイクを乗り回すヤンキーか。補導されろ。
私はあまり虫に物怖じしない人間ではあるが、用をたしてる間となるとさすがに動揺を隠せなかった。
下半身真っ裸のまま虫を捕まえようとするが、虫はフルちんの私を嘲笑うかのようにヒラリと手をすり抜け、天井の方へと逃げて行った。

そうして射程外に逃げられどうしようかと天井に目線を移したその時だった。

見慣れない、黒い物体が、天井の端に、まるで漆黒の北極星のように、じっとたたずんでいた。


そう、「奴」だった。

飛ぶ羽虫への恐怖心など、一瞬で忘れてしまった。

それほどまでの、圧倒的恐怖、そして絶大なる存在感。

密室の中には俺と羽虫と「奴」、そして質の悪い便。

そこにあるのはまるで戦場のような緊張感。

とりあえず冷静さを取り戻すために、私はトイレを流した。
質の悪い便とともに、恐怖心がほんの少し水に流されていった気がした。

水がトイレに吸い込まれる音を聞きながら、この状況をどう打開するかを私は考えた。
まず思いついたのは、とりあえずパンツを履くことだった。

なんでこんなタイミングで出てきたんだこいつらは?まさに「泣きっ面に蜂」というか「泣きっ面にG」というか、このGが蜂だったらまだ気持ちは楽だったろうか、いや蜂は蜂でやだなあ、なんてことを考えながら私はパンツを履いて、その部屋を後にした。

対策をゆっくりと考えるためにも、彼らは密室に閉じ込めておくのが賢明だろうと判断した。

外で見つけた時は掴んで草の茂みに投げ捨てるほどに余裕があるのに、家で見つけるとどうしてこうも恐ろしいのだろうか。


こういう時に頼れるのがGoogle先生だ。「ゴキブリ 対処」と検索すれば、対策方法が山のようにでてくる。これから「奴」も山のように出てこなければいいのだけど。

そして検索して見つけた幾つかの対策方法は
  1. スリッパや雑誌で叩きのめす
  2. ファブリーズとかをふりかける
  3. 洗剤をかける
  4. 熱湯をかける
といった対策方法が見つかりました。

できればなにも汚さないで済む2〜4の方法を試したいが、何せ相手は天井にいるため、ファブリーズをかけても私が除菌されるだけだし、熱湯をかけようとすれば間違いなく惨事になるため、仕方なく雑誌で叩きのめすことにしました。

そしていざ、戦場へと戻ろうとした時、私は大きなミスをしていることに気がついた。
あの時は賢明だと思った、「奴」らを閉じ込めるという考え。
当然もう一度トイレに入るためにはドアを開けなければいけないわけだが、

めちゃくちゃ怖い。

移動してたらどうしよう、つーか飛び出してきたらどうしよう?
不安が不安を呼び、ドアがどんどん重く感じる。
心境はバイオハザードの扉を開けるシーンに近い。
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とにかく怖い


しかしこれからトイレを開かずの間にするわけにもいかないので、意を決して突入。

あまりの緊張感に「ウワァ〜〜www」と変な声が出ました。

そして、恐る恐る、そっとトイレの中を覗き込んだ。
その姿はまるで呻き声のなる羅生門の上を覗き込む下人の様であったかもしれない。
開けたその先にいるのが「奴」ではなく死人の毛を抜く老婆だったらどれだけよかったかとも考えたが、やっぱそれはそれで嫌だなあと思いつつ天井を確認すると、居た。
相変わらず不気味にもじっと動かずに固まっている。
そして一方羽虫はめっちゃ飛んでるし。なんだこの状況。
小次郎との一騎打ちを制した宮本武蔵でさえションベン漏らしそうな緊張感の中、私はこの状況をどう打破するかを考えた。

まず倒すべきは羽虫。
こいつの煩わしさといったらない。
本命の「奴」に意識を向けていても、羽虫がブンブンいってると気が散って仕方が無い。
私は基本RPGゲームでもザコを全員処理してからボスを倒すタイプだ。
ザコの羽虫を処理してから「奴」をしばき倒そうと考えた。

早速羽虫を倒そうと、壁に止まっているところに一撃をお見舞いした。
が、すんでのところでパンツ姿の私の一撃はヒラリとかわされてしまった。

不覚を感じながらもチラリと本命の「奴」の姿を確認してみると。


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ち ょ っ と 移 動 し て る

うわ、マジか。
ほんの少しだけど移動してる。
ほんの少しの移動だが、私への精神的ダメージは絶大だった。
月での小さな一歩は人類において大きな飛躍であるように、この密室での「奴」の一歩は、とても大きなものなのだ。

つーかほんとにアレってGなのか?実はクワガタのメスだったりしねーの?とか現実から目を背けようとしましたが、頭には立派なアゴではなく揺れ動く触手が二本。まぎれもなく「奴」なわけで。

もう、ここまで来たら勝負を決めるしかない。
意を決して、私は「奴」へと一閃、剣を抜いた。
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しかし、全力で振ってしまっただけに、木っ端微塵に吹き飛ぶ「奴」の姿を想像したせいか、その一閃はわずかに下を捉えてしまった。

無論焦り、動き回る「奴」。

それとは逆に、凍りつく私。
先ほどじっとしている「奴」を「不気味」と表現したが、動き回る「奴」は、不気味どころの話ではなかった。

もはや、神秘。なんだあの滑らかさ。ほんともはや神秘的。
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(イメージ画像)

「奴」がなぜここまで恐れられているかが、この時初めて理解した気がする。
人間は人知を超えたものに対し、畏怖せざるを得ないのだ。


しかし、このままこいつを逃がせば、私がこの家で安眠できる日は二度と来ないだろう。
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勇気を振り絞り、さらにもう一閃。
ついに私の剣は、「奴」を捉えた。
ポトリと床に落ちる「奴」。
しかし、まだ息の根を止めるにはいたっていなかった。

そこにとどめと私はファブリーズを振りかけ、洗剤をその上に発射して、熱湯をぶちまけました。

完全にオーバーキルをかましてやり、息の根を止め、勝利を収めた私。

残りのザコも瞬殺し、私のトイレには再び平和が訪れた。
これでなんとか、用を足す度にコンビニに行く事態は避けることができた。

これにて一件落着。

そうして私は床がお湯で洗剤とファブリーズだらけになったトイレで呆然と用をたすのであった。

おしまい。

消臭コンペティション

どうも、新入生が怖くて話しかけられないスピーディかんのです。

というわけで久しぶりの更新なわけですが、なんと前回はもう半年前。
時の流れは残酷ですね。この半年でみるみる頭が悪くなった気がします。そんな大学生、スピーディかんのです。

丁度一年前は僕も新入生で、新入生向けのブログを更新していましたねそういえば。

新入生向け!いい第一印象を与えるファッション!


拙い文ですがよかったらこちらもご覧ください。

これまで何度か更新しようと思う日もあったのですが、久しぶりに更新するとなると下手にスベったショボイ記事を書くわけにはいかないなと、妙に肩に力が入ってしまって結局更新しなかったんですね。

そんなわけで今回は肩の力を抜いて身近な話題の記事にしたいと思います。

皆さんは生活している上で、選択を迫られることが多々あると思います。

今日の飯は外にしようか家にしようかとか、嫁にするのはビアンカかフローラかとか、別れてついて行くならお父さんかお母さんかとか、友の命か恋人の命かとか、このように皆さんにも日常にはたくさんの選択が迫られる場面がありますよね。

そんな中私にもこの間薬局で究極の選択を迫られた日があったんです。

買い物をしている時、ふと二つの商品が目にとまったんですね。

それは

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こちらと

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こちらの商品なんですね。

僕は大変優柔不断な性格をしていてですね、それはもうゲームを買ったらその日はまずキャラエディットに費やしてしまうほどなんですけど。
当然この二つの商品を見たら、「どっちを買おう・・・」となってしまったわけですね 。

皆さんもきっと、この二つのどちらを買おうか迷ってしまうのではないのでしょうか?
そこで今回はそんな迷える子羊を救うために、「ファブリーズとリセッシュ、どちらのほうが良いのか?」という実験を行ってみたいと思います。
この記事を見て、薬局で10分くらい二つの商品を行き来する人が減ってくれればいいと思います。僕以外いるかわからないけど。



というわけで


実証!「リセッシュとファブリーズ、どちらの方が良いか比較してみた!!」


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はい、というわけで早速始めていきたいと思います。

ちなみに目隠しはプライバシーの保護とかではなくただ恥ずかしいからです。

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ではまずこちらのアロマ香るリセッシュの方から

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早速いただきます

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グビ

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・・・

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?!?!

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(焦)

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(探)

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(戻)


残念ながらこちらのアロマ香るリセッシュの方なのですが、とても飲めたものではありませんでした。

香りは良いし、口に入れた瞬間は割と行けるんですけど、後の飲み込んだ瞬間の香るアロマ体が全力で拒絶してしまいました

僕の肉体はこの19年間の経験上「これは体内に含んではあかんやつや」と判断したようです。
一方僕の頭は19年間過ごしても何が大丈夫で何が口に含んではいけないかを理解してないみたいなんですけど。


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それでは次にファブリーズの方でためして見たいと思います。

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既に挫けそう

しかしここで挫けてしまっては迷える子羊をすくうことはできません。
ゴルゴダの坂を十字架を担いで登るイエスにシンパシーを感じながら、僕はファブリーズを口に含みました。

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グビ

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・・・



あれ、意外と緑茶の香りが・・・



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オエェ


ダメでした。やはり、ダメなものはダメ。
もう日光以上のパワーで僕の細胞が99.9%除菌されてる感じ。口の中を3時間天日干しした吸血鬼のような気分でした。

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めちゃくちゃ舌の根元が痺れる


[検証結果]

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どちらも飲めません

ここまで読んで下さった皆様には申し訳ないのですが、実はこの二つの商品、飲むためのものではなく、霧吹きのようにして服や部屋に使用する物だったみたいです。

前調査不足のせいで企画が成り立たなくなってしまって申し訳ございません。
もしこの二つを正しい用法で使っていれば、また違った実験結果が見れたのかもしれません。
自らの実力不足を反省し、今後精進していきたいと思います。

[考察]

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やっぱ飲むならジュースの方が良いですね。

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いただきます

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グビ

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すげぇアロマの香り。


おわり



※後日筆者はひどい腹痛と吐き気に襲われ講義中に席を立つ事態に陥ってしまったので絶対に真似しないでください。

タンクトップへのラブソング

寒い。

最近はこの一言に尽きる。

衣替えの季節ということもあり、近頃はタンクトップも気軽に着れない。

これは僕にとってはかなり深刻な問題となる。

何、タンクトップがどうした、という人もいるでしょう。

しかしね、僕はタンクトップを愛している。

それほどまでに、僕の生活には欠かせないアイテムなんです。

高校の時には「タンクトッパー」と呼ばれるまでに着こなしていた。

春夏秋冬、タンクトップの僕が見られない時期はない。

それはもうね、松みたいな。

一年中青々としてる木々みたいな。

常緑樹もまあ文字通り真っ青になってしまうほどの僕のタンクトッパーっぷり。

「学校の前の松が常に青いのは僕がいつもタンクトップだからだよ」みたいな。

といった具合でこの記事では僕がいかにタンクトップを愛しているかを語ることになるので、「タンクトップは外道」「袖が無いなんて正気じゃない」「脇毛にトラウマがある」という方は読まない方がいいかもしれません。

それでは早速、なぜ僕がタンクトップを愛するのか。

まず何より、この服、涼しい。

僕は知る人ぞ知る汗っかき。

ちょっと動いただけですぐ湿る。

「なんで濡れてんの?」ってよく聞かれるけど、俺が聞きたい。

「もうこんなビショビショなの?」って。なんだ俺はセクシー女優かって。

しかし、このタンクトップ。

通気性が違う。袖があるないで大きく違う。

布団から足を出すのと出さないので全然違う感じ。

パンツががっつり見えてしまうのとパンツがみえそうで見えない感じの違い。

その差はわずかだけど、全く異なるこの感じ。

Tシャツとタンクトップでの涼しさの差は大きい。

そして何よりこのタンクトップ、濡れない。

どこが濡れないって、脇。

散々汗かくとかいってたけど、なんかもう僕、脇汗とかすごい。

スマブラとかすると、それはもうナイアガラ。

ババ抜きなんかもう、台風?台風通り過ぎた?って感じ。

19号も「これは敵いません^^;」ってタジタジよ。

脇に水神とか宿ってるレベル。なんかもう、まつられてるよね。尊い。

グレーのシャツとか着るとね、もうね、黒いのよ。

闇。そこはもう、闇。

この世の終焉を感じさせる闇。

まっくろくろすけ出ておいでーとかいったらわさわさ出てきそう。

というわけで汗っかきの僕としては乾くことを諦めるスタンスで生活している。

速乾とか、吸水とか、正直2の次。どうせ濡れるし。

そうなるともうね、濡れる脇がないタンクトップ一択よ。

といった具合にタンクトップは欠かせないわけだ。

しかしね、こうも寒いと、上着を着なきゃいけないわけ、パーカーとか。

するとどうなるかっていうと、闇だよ。

脇とかまっくろ。闇。

このタンクトップの「濡れない」という特性が仇になるわけ。

全部ダイレクトに上着にパスするわけ。

もうそれはバルセロナも真っ青なパスワークよ。

脇からパーカーに強烈なミドルシュートみたいな。

かといって袖がある服を着れば脇が濡れて気持ち悪いし、僕もお手上げだ。

どうすればこの時期タンクトップで快適に過ごせるのだろうか。

やはりこの時期のタンクトップは諦めるしかないのか。

しかし、僕はタンクトップの可能性を諦めない。

タンクトップには無限の可能性が隠されていると僕は信じている。

脇毛は隠さないけど。

おしまい